スターフォックスアサルト
発表から長い間かかりましたが、先日ようやく発売された「スターフォックス アサルト」を購入しました。
ゲームキューブでは二作目となる「スターフォックス」シリーズですが、前作はシューティング要素のほとんどないアクションアドベンチャーゲームだったので、純粋なシューティングとしてのスターフォックスは64版以来、約8年振りの新作ということになります。しかも今回はナムコが製作しています。ナムコといえば、SFシューティングは得意分野。ということで私も非常に期待していたのですが…率直な感想としては手放しで面白い!とか言えない…という感じです。
もちろん面白くないわけではありません。非常に美しい画面とフルオーケストラの音楽、映画的な演出は素晴らしいし、ロードも短く、デモも全てスキップできるので快適です。今回のウリである「乗り換えバトル」も、フォックス自身を操っての白兵戦と、ランドマスター(戦車)やアーウィン(戦闘機)でのバトルを同じステージ中で実現しているのは画期的だと思います。対戦はまだやったことはないのですが、ルールの自由度が高く、かなり面白いらしいです。またボーナスゲームとしてファミコン版「バトルシティ」「ゼビウス」「スターラスター」が収録されてるのも見逃せません。一体どこが不満なの?と声が聞こえてきそうです…。
で、何が不満かと言うと…まずストーリーモードの仕様です。スターフォックスといえば、ルート分岐のステージ構成が特徴だったのですが、今回はストーリーの流れを重視したためか、完全一本道のストーリーになってしまってます。それに肝心な戦闘機でのシューティングステージが少ないです。乗り換えアクションがあるのですから、ルート分岐でシューティングの多いルートとか、白兵戦の多いルートとか選べると面白かったんじゃないかな…と思いますが。
また、乗り換えアクションで操作が変わるのがかなり混乱します。このゲームではなんと3パターンの操作系を用意しています。これはボタンコンフィグとかのレベルではない、まったく違う操作系です。私は2スティック操作を使ってますが、ショットボタンが戦闘機とそれ以外で変わるのでかなり混乱してしまいます。1スティック操作ならそんなこともないようですが、細かい操作ができなくなりますしね…。
あとボーナスゲームを出す条件もかなり厳しいです。「スターラスター」の「スペシャルフラッグを全て集める」という条件は、攻略本買わないと無理じゃないでしょうか…。しかも全部でいくつあるのかまったくわからないのがまた辛いです(涙)。
他にも、スターフォックスらしいアクション(機体傾斜やローリング)を使わなくても問題ないとか、メッセージの気が利いてないとか、初心者に優しくない作りだとか。そもそも操作が難しいのですから、チュートリアルがついていても良さそうなのになかったりとか。時間がかかったわりにはズサンだなぁと感じてしまいます。
でも、決して面白くない訳ではなく、かゆいところに手が届いてない、という感じでしょうか。私の感じる不満点も、スターフォックスをやったことない人には何も不満には感じないでしょうし、やった人でも不満とは感じないかもしれないです。まぁそれに文句言いながらも、もう2回クリアするくらいやってますしね(笑)。また、対戦は神ゲーと言われるほど面白いらしいので、これもやってみてまた記事にしたいと思います。
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