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2005/06/25

ちびロボ!

やっと発売になった「ちびロボ!」を買いました~。

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このゲーム、発売まで紆余曲折あったようで…任天堂のロゴに続いて出るバンダイのロゴがその面影なのかな。

さてこのゲームは、身長10cmのちびロボがサンダースン家にやってきたところから始まります。ちびロボは自律行動型の超高性能ロボット。様々な能力やアイテムを駆使して家のお手伝いをします。

どういうゲームなのかはここで語るより公式ホームページを見てもらったほうが早いと思うので省略。気になったポイントを紹介していきたいと思います。

まずはスケール感。舞台は人間の家で、ちびロボの身長は10cmですから、周りのものはすべて巨大です。人間もものすごく大きいです。人間にしてみればたいしたことのない広さの部屋でも、ちびロボにとっては広い広い。部屋の端から端まで歩くのも時間がかかります。また、ちびロボには空を飛ぶ能力はないので、高い場所に行くときはタンスのでっぱりとか引き出しを開けて足場にしたりとか工夫が必要です。このルート探しとかが楽しい。

また、ちびロボはお手伝いのために色々なアイテムを使うのですが、アイテムはすべてちびロボの頭に収納されています。それを取り出したり、しまったりするのがカッコイイ!例えば、頭がカシャッと開いて、プロペラがジャキッと出て、頭がパタッと閉まる。という動作が素早く行われるのが気持ちいいです。ギミック満載のおもちゃを触ってるようで面白いです。

そしてこのゲームの最大のポイントは「音」です。歩くとき、ギミックを取り出すとき、掃除するとき…、様々な場面で気持ちよく音が鳴ります。歩いてるときの足音はなんだかピヨピヨ鳴る靴を履いてるような軽快な音。しかも床の素材によって音が変化します。このおかげで広い部屋を歩くもの苦になりません(笑)。また掃除してるときはアコースティックギターを爪弾く音が鳴ったりとか意外な音にビックリすることもありますが、やってるとこれが気持ちよくなってきます。何かすると必ず音が鳴るようになってるので、おもちゃ感覚倍増です。このへんの手触りの感覚、もちろんゲームですから実際には触れないのですが…それを「触ってる気持ち」にさせるのが、ものすごくイイと思いました。

このゲームでは人間も普通にフルボイスとかでは喋りません。喋ってるときはホワホワした何か不思議な声が出てます。最初は「なんか(データの読み込み)おかしいのかな…?」と思ったのですが、そうではなく、こういう音だったようです。これもゲームしていくうちに慣れてきた、というかこれがイイ!と思えてきました(笑)

自分の分身であるちびロボは喋れないので、感情表現は「○」「×」の選択になりますが、これも選択するとわざわざちびロボの頭から「○」「×」のプレートがカシャッと出てきます。ただ選択するだけじゃなく、出てきたプレートを見て相手が反応すると、本当に話してるという感じが出ますね~。

もう一つのポイントとして「自由度」というのも挙げておきます。このゲームにはシナリオもきちんとあって、ちょっと変わったサンダースン家の人々との交流や、なぜか夜になると動き出すおもちゃ達、そして謎のロボット…と色々と含んだ面白い内容になってるようですが、これを進めるも進めないもプレイヤーに委ねられています。また本筋と関係ないサブシナリオも多いようですが、これもやるやらないはプレイヤー任せ。ひたすら掃除だけしてちびロボランキング一位になることもできると思います。でもやってるうちに自然とシナリオも進めていくことになると思いますが、基本的に「強制」というものがほとんどありません。この感じは「ゼルダ」とかと同じ感覚ですね。

ただ、「強制」が少ないのとは別に「制限」はあります。まず行動する時間が決められています。ちびロボは昼パートと夜パートに別れているのですが、これの時間が最初は5分です。これはちびロボショップで安価に10分、15分に変更できます。またちびロボは充電で動いているので、電池が切れるとその時点で行動終了です。電池はハッピーを貯めると容量がアップしていきますが、最初は動ける範囲が決まってきます。この制限はおそらく、自由度が高いために最初からどこでも行けると戸惑うプレイヤーもいるのでは?という配慮からではないかと思います。電池はわりとすぐに容量が増えるので、特に困ったことは私はありませんでしたしね。というより、コンセントにプラグをさして充電するのも楽しいし、それを使った仕掛けとかもあるので、単なる「制限」にならないような工夫もしてあるのも好印象です。

なんか悪いところはない感じですが、本当に見当たらないです。ロードも部屋ごとに3秒から長いときで10秒くらい入りますが、部屋自体が広いために長いロードが入るという印象はありませんし…。

強いて言えば、世界観に入れない人もいるかな…という気はします。ちょっと独特なので。それと視点が見にくいときがありますが、これは仕方ないかなという気も…。ちびロボはものの陰になっても場所がわかるようになってるし、視点のせいでイライラするということは特になかったですけどね。

あと、このゲームが悪いわけではないのですが、動いているところを見ないと魅力の半分も伝わらない、というのがありますかね…。静止画じゃ全然わからないです。なので、気になった人はぜひ公式のムービーを見てくださいね。

クリア後もお楽しみがたくさんあるということなのですが、急いでクリアするのがもったいない感じがするゲームです。のんびり進めて行こうかと思います~。

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