『右脳の達人 ガンバれっトレーナー』を買いました。
このゲームはナムコの『ガンバレット』の移植。『ガンバレット』は、ガンシューティングゲームなのですが、次々と現れるミニゲームをクリアしていくという、ガンシューティングとしては珍しいタイプのゲームです。DSではガンコントローラのかわりにタッチペンを使って遊びます。もともとDSを使ってみたときに「ガンシューティングとか移植すれば面白いんじゃないかなぁ」と思っていたのに加えて、アーケードからの『ガンバレット』ファンである私としては購入に何の迷いもありませんでした。
しかし…パッケージ見ていきなり購入意欲ダウンしちゃいました…。
なんじゃこりゃぁぁぁ!
任天堂の「Touch!Generations」に習ったパッケージなんでしょうけど、これはちょっとどうなのかな…。PS2の『もじぴったん』(Best版じゃないほう)を見たときも「センスないなぁ」と思いましたけど、これはそれ以上の衝撃でした…。まぁパッケージがアレでも中身は『ガンバレット』だから、と思って買いましたけど。
肝心の中身ですが、モードは「アーケード」「フリープレイ」「エレメカミュージアム」「ブレインマッサージ」「対戦」の5つ。「ブレインマッサージ」を除いたら、まんま『ガンバレット』ですね。
タッチペンで遊ぶガンシューティングは思ったとおり快適で、ほとんど違和感ありません。タッチペンだと狙った場所に直接触れるので少し簡単に思えますが、DSの画面では的がかなり小さくなってしまうため、そういう意味では難易度は高めです。その両方で上手くバランスが取れているのかもしれません。ちょっと心配なのは連射系のミニゲームでタッチパネルが痛まないか、ということですね。無闇に力が入ってしまうので(笑)。
ミニゲームは『ガンバレット』だけではなく、続編の『ガンバァール』や『ガンバリーナ』からも収録されているようです。また過去のナムコのエレメカからも4つのゲームが収録されています。そのエレメカを完全再現した「エレメカミュージアム」は涙モノ。「コズモギャング」の台詞もきちんと再現されていて感動です。
そのほかのモードは、「アーケード」がライフ3つのアーケードゲーム再現モード、「フリープレイ」は好きなミニゲームを選んで遊べるモードです。「対戦」はカード一枚で対戦ゲームが遊べるモードですがまたやってないので省略。
で、このDS版はタイトルに『右脳の達人』と付いてるように脳を鍛えるモード、「ブレインマッサージ」というモードが追加されています。これは「識別力」「決断力」「動体視力」「直感力」「正義感」「運動神経」「リズム感」(+隠し3つ)というジャンルを選び、4つのステージを遊んだ結果で右脳力が判定されるという内容になっています。ライフもありますが、なくなっても途中で終わらず最後まで遊べます。何のためにライフが表示されてるんでしょうかね…?
判定は六角形のグラフと称号とスコアで表されるのですが…なんか、グラフと称号はいいのか悪いのかよくわかりません…。スコアが良ければそれでいいような感じですけど。評価は30日分保存してグラフで変動を見ることができます。記録はその日に遊んだ中で一番良かったスコアのものだけが保存されるのですが、ジャンル関係ナシに一番の記録が保存されるので、グラフにして見る意味があるのかどうか微妙な感じです。そもそもジャンル分けがよくわからない基準ですし。正義感と運動神経って同列で語るものなんでしょうかね…?
それとやっぱりやってることは普通の『ガンバレット』なので、これで右脳のトレーニングになると言われてもピンときません。逆にこれで右脳が鍛えられるなら、普段からこういったアクションやシューティングをやってるような人は右脳が十分鍛えられているのでは?と思ってしまいますが、どうなんでしょうかね?
一通りやってみて思ったのは『ガンバレット』以外の何者でもない、ということでしょうか。商品として『ガンバレット』の移植に何かしら+αを付けたかったのはわかりますが、中途半端で終わってしまってる感じですね…。ただ『ガンバレット』の移植としては良く出来ているので好きな人にはおすすめです。タッチペンでバンバン撃ちまくるのは楽しいです。右脳トレーニングソフトとしてはちょっと微妙だと思いますが、逆にトレーニングを意識せずに遊べるので、それもアリなのかも知れませんね。
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